FC2ブログ

【モチーフよもや話】たまねぎ

久々の作品紹介です。
5904dabae792ba125af81c0643cbc3ed6a5b0602.jpg
ミニチュアタマネギのピアス 
https://minne.com/items/1407824

野菜シリーズのひとつとして作ったたまねぎです。
皆さんタマネギで思い出すのってどういう作品でしょうか。
作品紹介の機会に、私がこれまでで感動したタマネギをふたつ挙げてみます。

renoir_onions_1881.jpg
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《たまねぎ》 1881. Oil on canvas
File source http://www.wikiart.org/en/pierre-auguste-renoir/onions-1881
タマネギなのにルノワールだと人目でわかるのと、人間の肌のような質感と色彩で
存在感ある活き活きとしたたまねぎが表現されていて感動!
自分は見そびれてしまったのですがプーシキン美術館展に来ていたようですね。

もうひとつは
妊娠カレンダー (文春文庫) 小川 洋子
http://www.amazon.co.jp/dp/4167557010
(fc2ではamazonリンクなくなってしまったのですね!不便…)

本編には全くたまねぎはでてこないのですが(笑)あとがきにおいて、
自身の単なる経験を買ってきたての玉ねぎに例えた上で、
それが「床下収納庫で人知れず猫の死骸になってゆくところに、初めて小説の真実が存在してくる」
という作者の小説観がなんとも言えず印象に残っています。

日常と髪一重の、薄い皮膜の向こうの世界で、人知れず発酵している何か―
そんなものの喩えにタマネギが出てくるのが面白いなと。
日頃よく目にするものが、いつの間にか決定的に変質しているような恐さがあって小川さんの小説は面白くておすすめです!

たまねぎひとつでいろんな表現があって面白いですね
一つのモチーフからの連想でいろんな世界を広げられたらいいなという思いで時々楽しく作品紹介できたらなと思います。
過去の記事はユーザータグの「モチーフよもや話」「作品紹介」もしくはカテゴリの「作品紹介」からご覧いただけます^^

【モチーフよもや話】わんこシリーズ

前回の作品紹介記事が硬くなってしまったので今日はちょっとライトにを心がけて。
わんこシリーズニューフェイスのご紹介+αです。
inu0215.jpg
https://minne.com/items/957910(ピアス)
https://minne.com/items/959265(ノンホールピアス、イヤリング)
気付けばあれよあれよと増え続けて。毛色違いを入れると60種類強に
それでもうちの子いないワンという場合はリクエストお知らせくださいませ~。
かなり時間かかりますが、順次増やしてゆきます。

newface.jpg
今日アップした新顔紹介。柴(白)、ビーグル(トライ)、ジャックラッセルテリア(茶/トライ)、パグ(黒)です!

B8w231GCYAEPE59.jpg
サイズ感はこのくらい。

B7wHQglCMAAul4c02.jpg
組み合わせを幾つかご紹介。シュナウザーが安定の人気です。
B9Xm-akCYAEqN4z.jpg
選べるわんこ、届いた時にお家のわんちゃんとのお写真をいただけることが度々あってとても嬉しいシリーズです。
載せても良いですかとその時に聞いておけばよかった…と思うのですがすでにもうメッセージが掘り起こせない。。
お写真は大事に保存してあります///

最後に、自分がシリーズ作った時にこれは入れたいと思っていたわんこと、思い出なお薦め作品を絡めて二つご紹介。
chobi.jpg


動物のお医者さん (1) (花とゆめCOMICS)動物のお医者さん (1) (花とゆめCOMICS)
(1989/04)
佐々木 倫子

商品詳細を見る

ハスキーといえば…っていう。昔から好きな獣医さん漫画です。
チョビ好きだったなぁと思って作ってるだけであくまでも犬種選びの参考にしただけなので
似てないし似せようとも思っていませんが(むしろ似てしまうと困る。笑)
自分の動物モチーフ好きの原点の一つかなとも思うので思い入れのある作品です。
家では飼えないので臨場感もまた読んでて楽しい~


ジョジョの奇妙な冒険 スーパーサイズイギー ソフビフィギュア バンプレストジョジョの奇妙な冒険 スーパーサイズイギー ソフビフィギュア バンプレスト
()
バンプレスト

商品詳細を見る

こちらはほんとはたぶんボストンテリアなんですけれども。
顔だけで作るとフレブルと作り分け出来ないのでフレブルにまとめました(笑)
フレンチブルドックの方は、ツイッターで「イギーおる!」ってどなたかがつぶやいてたのをちらっと見てほっこりしました。
ちゃんとボストンテリアでつくろうかなとも思うのですが、イギー風になっちゃいそうなのでしばらく保留…
余談ですが、ジョジョは5部とSBRが好きです。

作品紹介、ぼちぼちイメージソース?みたいなのを挙げたりちょっと作った時の気分を絡めて記事を書いていますが、そういうのってあくまでも原型作りの時だけで、商品として作って色を塗る時は誰かの物語になるためのものに自分の物語載せてもいけないなと思うのでむしろ全く違うラジオとか聞きながら無心でやっています。

あっこれ○○に似てるーとか今日の気分はこれだなっていうので気楽に選んで楽しんでいただけたら、と。

【モチーフよもや話】トマト

tomato01.jpg
https://minne.com/items/461735ミニチュアトマトのピアス

最初に書こうと思ってたアヒルと鴨が要修正でペンディングになっていたのでトマトから始めてみました。
といってもこれも今透明粘土の乾き待ちでパーツ切れなのですが(笑)
→2/11再入荷いたしました!

ちょっとしたエピソード付きの作品紹介は、以降カテゴリで「作品紹介」に設定しています。

さて、トマトの話に戻りますが、イタリア料理には欠かせないトマト、でもあんまり絵画のモチーフとしては見かけないなと。
造形的には種の果肉の瑞々しさとかアプローチの仕方はあるようには思うのですが、生卵はよく見ますがトマト単体はあんまり見ない印象ですね。

そんなトマトを、野菜フルーツシリーズの中でも勢い込んで優先的に作ったのは、

寡黙な死骸 みだらな弔い (中公文庫)寡黙な死骸 みだらな弔い (中公文庫)
(2003/03)
小川 洋子

商品詳細を見る

この小説が兎に角好きだったから。
こんなにトマトが魅力的なモチーフとして出てくる小説読むの初めてで!!!
幻想寄りのストーリーで、独特のえぐ味もある方なので、ケーキは崩れるか腐るしトマトも毒々しくて美味しそうに描写されることはあんまりないんですが。印象は鮮烈です。

洋菓子屋の午後/果汁/老婆J/眠りの精/白衣/心臓の仮縫い/拷問博物館へようこそ/ギブスを売る人/ベンガルトラの臨終/トマトと満月/毒草
というそれぞれの作品がちょっとずつ登場人物によってリンクしているとともにメタ構造になっていて、それによって「物語」であることが強調されて不思議な空間に。

後がきを読むとその構造にも納得。世界などくり返しに過ぎず誰かが紡いだ物語をなぞってまた作り直し語りかける永遠の再構成なのかもしれないと思ってしまいますね。

冷蔵庫の中の子供、畸形の人参、もらったそばからばらばらに壊れてしまうコート、ポケットの中の舌
現実と隣合わせで存在する静かな狂気とエゴの怖さ。

トマトの真っ赤な切り口を思い出しながら、不思議な物語で夏にひんやりアクセントを!
と思って作ったけど、作ったのも冬だった気がするし記事を書いている今も冬や……

まぁネタを絡めた作品紹介、こんな感じですがまったり進んでいけたらと。
サブコンセプトで小川さんの小説を設定してる作品実はいっぱいあります笑

そしてこのトマト、イタリア料理の主役みたいな顔してヨーロッパに入ってきたのは16世紀になってからっていうのは昔驚いたなぁとちょっと思い出しました。さつまいもがアメリカ芋だったのと同じ衝撃(笑)
植物の移動、繁殖ってなかなか予想と違ったルート通ってることも多くておもしろいですね。
そんなことを考えながら作ったトマトでした。